ラテ4

その日は朝から最悪の気分だった。

頼りない晴雨兼用の折り畳み傘しか持たないのに朝食を買ったコンビニを出たら叩きつけるような雨で、会社に着く頃には服や靴の中までぐっしょり濡れていた。仕事では、ずっと進めてたプロジェクトを後輩に持っていかれてしまって大人なのにこっそり泣いた。割と、私にしてはちゃんと進めてた物で愛着もあった。濡れてるからずっと冷房がめちゃくちゃ寒いし、会社を逆恨みしてずっとイライラしていた。

どうでもいいな、どうでもいいよ、と無気力になったべとべとの体内に、温かいコーヒーを流し込んで頭の中で言った。こんなのはどうせ全部、最後には回収できるに決まっている。だって今日はラテに行く日なんだから。助走のために後退するような1日を辿って、定時に会社を飛び出した。

 

 

こういうのを枕って言うんですか?それにしては長いか。

シマウマフックとフランスピアノのツーマンライブ、ラテ4に行ってきました。ラテにはこれで3回目の参加です。最高が約束されたライブ、私の中で3つあって、ラテ、いとこが来る、しぶロフ寄席。そこに喜利ン児とか若武者が入ってくるんだけど、満足感で言ったらラテがいちばんという自信があります(いとこが来るは充実感、しぶロフは多幸感です)。ハードルなんて、上げられるところまでしか上げられないので。上げられるから、上げていく。超えられた時の気持ちよさのために。

相変わらずアンケートがかわいかった。日本列島を爆笑警戒域(?)が成長しながら通り過ぎていって、ちょうどラテの開演時間に東京にいるっていうイラスト。ラテ4号上陸。かわ~~~~!いつもかわいいのに提出しちゃうから持って帰れなくて困るので空席に置いてあった余りのアンケートこっそり持って帰ってる…。

オープニングは、恒例の前回から何があったという話。半年に1回やっていてもう2年になる。ネズミさんが「今までに来たことある人いますか?」と聞いて、「初めて来た人?」も聞いて、「ちょうど黄金比」と言っていた。「先に何対何が黄金比か言わんかったから伝わらんよね…」とたいへんに悔しがっていた。

自己紹介で、シマウマフックが「ネズミと!」「やかべで!」「シマウマフックです」と言ったら「やった(グッ」と何かの喜びを噛みしめる陽平さん。陽平さん「やったー!ってやるじゃんいつも(だから代わりにやった)」なかがわさん「そんな噛みしめるようにやらないんだよ」ネズミさん「賭けてた?賭けてたかと思った。俺らがこの自己紹介やるかどうか」なかがわ「ぜったい勝つだろ、それは。1.1倍の賭け」これ言う時のなかがわさん良い顔してたな~。あとすごく陽平さんらしいボケですよね。歩きながらグッてするの

アンケートの話。爆笑警戒域ってフリーライブのタイトルみたい、っていうなかがわさんのひとことが相当おもしろかった。19:30に東京にあるけど、19:32にはもうロシアくらいに行っちゃってる、今日は開演押したから笑い起こせてない。とか、いろいろ散々つっこまれて陽平さんヘラヘラ笑ってたけどなんで台風の進行速度を1分おきにしちゃったんですかね…。

ネズミさんはいつもライブを通してひとつ決まりごとを作りそれをライブの『縦軸』と呼んでいる、自称ミスター縦軸。1回目の『縦軸』はお互いのコンビが敬語だったので敬語をやめるというもので、それが今に繋がっている、あれは完璧な縦軸だった。今回の『縦軸』は、「全員がボケ倒してフランスピアノ陽平さんにつっこませる」でした。

「そんな陽平見たことないもん。楽屋で俺らが騒いでても苦い顔してタバコ吸っとる」「アイコスまずいのかな?って顔してる」これに「タバコは好き」って答える陽平さん、なかなかになかなかだったな!

トークコーナー、激ムズトークテーマで話そう。天の声さんがそんなテーマで話広がる?というお題を出すので(前回は「マックフライポテトS」と「小雨」)、そのテーマでなんとか盛り上げるコーナー。最初のお題は「コンクリート」でした。このお題が出た瞬間、全員が四方にパン!って跳んだのめっちゃ面白かった…。難しすぎて弾け飛んだ4人。

トークは、ネズミさんが「雨降った日ってコンクリートくさいやん、あれって酸性雨でコンクリートが溶けて削り取られてるんかな」「(お客さんに)そう思いません?」と言っていて、コンクリートが溶ける雨ってヤバすぎるだろと思った。その後は陽平さんが「俺の地元、坂がないからコンクリートしかない」と言っておりコンクリートの坂もあるだろと思った。即興のトークは人の正常な判断を奪う。

その次になかがわさんが「学校の、校庭に出るときに通らないといけない体育館まで続いてる劣悪なコンクリート」と言ってネズミさんに「学校によらん?」って言われてるの面白かったな…。コンクリートの状況を(たぶん粗いコンクリートのことよね)劣悪って表現なかなかしない。

なかがわさんの話は、小学生で校庭に向かってる時、後ろからハーフの子に押されて(これ、あのトークライブでやってた架空の友達コーナーに出てたハーフでは?!と思わず興奮した)劣悪なコンクリートに膝でスライディングしてしまい脂肪が削り取られてスライムみたいな肉片?が通路に残り血まみれの靴下からは鶏肉の匂いがしたという話…(客席から悲鳴あがってた…)(改めて文字にすると更に怖すぎるし…)。なかがわさんの話が恐怖すぎてやかべさんの話は忘れました。(天の声さんが、なかがわさんが話したあと『成功!』と言ったのにやかべさんが話したあと撤回して『失敗!』と叫んだのは覚えてる)

オープニングが終わったらそれぞれの新ネタから。

新ネタ:シマウマフック「あいうえお作文」

youtube貼るので観て下さい。

珍しくやかべさんがよく話すスタイルですよね。ネズミさんががくーってなるところがはっきりと面白いです。ネズミさんのひたむきさみたいなのがフィーチャーされてるいいネタだと思いました。やかべさんはずっとヘラヘラしてるし…。最高だな…。

新ネタ:フランスピアノ「自供」

きっと!なかがわさん本人が!!!楽しいネタ!!!!自分の嫌な面を笑わせるために押し出すの、潔いな。もうずっと嫌すぎて笑っちゃった。嫌なのになかがわさんが言うことに自分の嫌な面が同調しててすっきりもしちゃったし…。聞いてる陽平さんの苦虫を噛み潰した顔も素晴らしかったな…。賞レースとかバトルライブ向けのネタではないかもしれないですけど好きなひとはめちゃくちゃ好きなネタだと思うので今後もどこかでやってほしいです!すごく観たい!

新ネタ:シマウマフック「リストランテ

シマウマフックのシステムで、ちゃんと新ネタだ~~~!このシステム最高ですよね。ネズミさんの負担とやかべさんのヘラヘラとのコントラスト。ボケてボケが回収するやり方は新しいけど出てくるものに古典もあるから誰が観ても楽しいネタだなあと思います。師匠クラスにもなると!とかそれだけで期待でなになに?って聞いちゃうもんな。今年のM-1楽しみにしてます!

新ネタ:フランスピアノ「整形」

ライトにポンポンずっと怖いこと言ってる。登場人物全員怖いし。先生の無関心さとか、女性の必死さとか。これがずっと面白いんだからすごいよな!という感想です!これは何を言ってもネタバレになっちゃうな。相変わらずワードが強いです。宝くじとか。

中MC、整形ネタの陽平さんが着てる濃いグレーのカーディガンをなかがわさんが「整形を考えてる人が着るカーディガンとして完璧なカーディガン」と言ってたのも怖かったな。ネズミさんの「Amazonプライムで整形を考えてる人で探した?」に陽平さんが「これしか持ってない…」ってニコニコしてたのがほほえま~~~でした。

あとはずっと自供のネタの話してた。ネズミさんはこのネタが大好き。「なかがわの性根の腐ってるところがよく出てる」らしい。それに対してなかがわさんがずっと「あそこ台本ない」「俺だもん」と答えてるのもすごい楽しそうだった。前にSAMIDAREさんと出てたライブの企画で「これから3つの食材しか食べちゃいけないとしたら何を選ぶ?」というお題があってSAMIDAREさんが「オリーブオイル」を最初に書いたことをなかがわさんは打ち上げまでイジり倒したらしい(ダンボール持って運んでる男の人を見て「オリーブオイル運んでるんじゃないですか」とか)。これ、めっちゃむずかしい質問じゃないですか?わたしだったら米、スパゲッティ、明太子かな(明太子おにぎりと明太子スパゲッティのローテで一生すごす)

激ムズトーク2回目。お題はキャベツ太郎。なかがわさんがキャベツ太郎のことをお菓子ランク最下位かも、と発言してネズミさんが「楽屋に置いてあったら食べない?」と聞いたら「アルフォートもあるならアルフォート食うわ」となってたの正しさしかなくて面白かった…。ここでキャベツ太郎めっちゃ好き!みたいなの出されたらなかがわさんとして違うもんな…。なかがわさんがアルフォートある?って聞いて陽平さんがブランチュールある?って聞いてたのもすごい正しかったんですよねフランスピアノとして。伝わりますか。その流れでなかがわさんが雪の宿結構好き、って言うたびにネズミさんが「大人?」って聞いてるのも何言ってるのかわからないのにわかるから面白かった。おとなになってからおいしさがわかるあまじょっぱさありますよね。ネズミさんの「しょっぱいと思って食べたら甘くてトラウマになりませんでした?」もすごくいいネズミさん。

キャベツ太郎の話、なかがわさんの「キャベツ太郎は何年食べてなくてもずっと味覚えてる」とかやかべさんの「いっぱい入ってて大きいのに軽いよね」とかなんかジワジワとずっと楽しかったな…。

次はお互いが選んだお互いのいちばん好きなネタ。シマウマフック「肯定」のときにやかべさんがネタを綺麗に飛ばしてグダグダになり途中でネズミさんがフランスピアノを呼びやかべ裁判になってたのが最高でした(ネズミさん「これは貴重な時間!だってシマウマフックのネタなのにフラピがおるから!」)。とりあえずなかがわさんが好きなところから続きをやってた。なんかもうネタ前にあんなにぐじゃぐじゃになって爆笑巻き起こしてたのにそこから入って面白かったのがすごすぎる。あれは笑っちゃう。

フランスピアノは、何のネタと言えばいいんだろう…?喫茶店?これ言ったらどれもそうということになっちゃうんだけど、すごくフランスピアノが出てるネタだなと思いました!ボケもなんか変だしツッコミもなんか変。この「なんか変」てとこがフランスピアノだなって思います。「変」じゃなくて「なんか変」。ドラえもんという作品における「SF」が「すこし、ふしぎ」を表してるようなものですねこれは。これもなんか色々いいたくないのですが観れてよかったです、セレクトしてくれたネズミさんありがとうございます。

ネタ終わりの感想で、これは本当にわたしの記憶だけの要約になっちゃうんですけど(このブログのすべてがそうですが)ネズミさんがフランスピアノのネタを「なかがわのツッコミが色んな方向からくるのが本当にすごい。こう言えば済む話でも、こう言うから面白になる」と褒めて、なかがわさんが「自虐できるのがそもそもすごくて、この肯定のネタはネズミの自虐が凄い…って話を本当はしたかった」とお互いに言ってたのが、もっと聞かせて~~~という気持ちにおたくはなりました。ネタの構造の話とか、出したくないだろうけど大好きなので…。

次はシャッフルネタ。ネズミさんと陽平さんで漫才(演技力を試す)、なかがわさんとやかべさんでコント(別れ話)でした。どっちもめちゃくちゃに良かったな…。ネズミさんと陽平さんの漫才はツカミの時点で楽しさに特化してて笑っちゃったし、演技力っていう題材が陽平さんの良さを最大に活かしてるしその上でネズミさんの自虐もちゃんと入ってるのすごかった。なかがわさんとやかべさんのコントはもうずっとやばい人がやばくてやばかったな…。フランスピアノのコントで沢山のやばい人を観たけど観たことないタイプのやばい人だった。あとなかがわさんの女装めちゃくちゃおもしろかったのに誰も触れなかったのが逆にやばい。

なかがわさんが女装、台形スカートの下に黒のボトムで「(??)」と思ってたらその後のトークでちゃんと「女の人の役でスカート履いたらそういえば足の毛濃かったわと思い出して変な格好になっちゃった…」と理由を明かしてた。その話してすぐに台形スカートを脱いで、レディースのボーダーTシャツ(袖がふんわりドレープの)と黒ボトムになってたんだけど、ソワソワと「この格好変かな?」とみんなに聞いて着替えるためにはけてた…さすがファッションリーダー…。おしゃれじゃない服を着てる時間が許せないの、めっちゃなかがわさんだな!と思いながら観てました。このあとネズミさんがなかがわさんにボトムの裾をめくらせて、「裾めくってよ」「めくってんだよ」「わからんかったわ、黒いから」という古典もありました。

ブログが長くなりすぎてるんですけどここから更にコーナーがあります…。企画コーナーは、タイトル何でしたっけ、弄り大喜利

メンバーの中でひとり選んで、残りのメンバーがそのメンバーどうイジるか考えて大喜利の回答として出す。その中から1つ選び、選ばれたイジりに対してイジられた人が即興でどう返すかをまたみんなで考えるという『二段構えの大喜利』という企画です(説明できてるか自信がないな…)。

これもう盛り上がりすぎてぐじゃぐじゃできちんと書き残せる気がしないのですが!最高でした!!!特に陽平さんとネズミさんが!!!!

ネタを作ってる側(ネズミさん、なかがわさん)と作ってない側(やかべさん、陽平さん)で即興回答のクオリティに明確な差が出てましたね!「見た目おばさん」に対するなかがわさん「試食コーナーで腹満たしたろかい」とか、「来場所も頑張って下さい(ネズミさんが最近太ってきたというやかべさんのイジりから)」に対してネズミさん「いや、小小小小小小結やろ」とか明らかに面白かったもんなあ。

これは陽平さんが本当に最高で、もう回答そのものがなんだったか忘れちゃったんだけど「カビゴンさんどいて下さい」って言われてアワアワアワってなった陽平さんが「いやミルタンクの技かけて;ldfg(バグる)」みたいになって、そこからはもう陽平さんがミルタンク王子に即位し、みんなですぐミルタンク王子に跪き、ネズミさんは「このカルーアの原液にミルクを注いでくだせえ」って村人の割にはオシャレ(カルーアミルクがオシャレかという問題は置いといてくださいね!)な飲みものを頼み、陽平さんがやかべさんをイジるとき無意識にミルクティーをというワードを出してしまいネズミさんに「このティーにミルクを注いでくだせえ」と言われ・・・あーーーーなんでこんなに伝わらないんですか!!!みんなラテ観にきてくれ!!!!!!!わたしはこの流れで椅子からずり落ちるのを必死で防ぐくらい笑いました。バッシュであんなに笑ったの初めて。

陽平さんのミルタンク王子にあらゆるものが薄められましたが、やかべさんがイジられるターンで爆音のヘッドフォンとアイマスクをされてるやかべさんの口がずっとニヤニヤしてて客席が「笑ってる…………」とざわついてたのがいちばん面白かったです。

ラテは今日も最高でした!それではまた!

青春が好きだ

どういうタイトルにしようか悩みましたが。

最近あまりにも文章が書けなくなってきているので、いま頭の中を巡っていることをあまり難しく捏ね繰り回さず順番に出していこうかと。もともとあるものを違う形にすれば綺麗にしようとしてもどうしたっていびつになってしまう。

青春が好きだ、正確に言うと、青春という眩しさに目をやられながら眺めるのが好きだ。

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最低ネタを演る人たちの憎めなさ

ここ最近おもっていたことでブログを2本も書いた。うまく纏められなかったけど雑多でも自分が書いたものはやっぱり嫌いじゃない。

上層部のレスポンスが遅いので恒常的にひま。仕事中は大体ずっと好きな人たちのブログを読んでる。自分の市場価値が一切上がらないことをやり続けているのでこの会社が倒れたらどうしたらいいんでしょうね。ヘラヘラ。

だるすぎる仕事を終えて、体力がだいぶ削られていたので行こうかどうか迷ったけれど草月ホールには電車1本で行けるのでお前ホンマに最低やな王決定戦に行ってきました。どのコンビもシンプルにクズで楽しかった~~~本来の『ニン』のまま優勝した岡野陽一さんが理想的なクズでわくわくしました。

世間的に見たら暗かったり際どかったり異質だったりするものを、嘲笑するんじゃなくて手を叩いて爆笑できるって結構しあわせなんじゃないかな、と思います。本当は日常的にみんな、変なものを変だと笑いたい欲みたいなものがきっとあって、でもパチンコ狂のオジサンを見て笑うこととか普段の生活でやったら憚られるみたいなこと、を、最低コントをやるひとたちは許す懐の広さみたいなのを感じる。

もちろん、嫌なものを嫌だと表明するために作品に昇華する熱量もあると思うし(ちょうど同じ日に放送してた冗談騎士のユニットライブでうしろシティが創作の理由を「海の家からリア充を排除したかった」と言っていた)、怒りは爆発力を生むので一概にそうとは言えないけれど、岡野さんがあのオジサンを愛嬌たっぷりに憎めなく描いていることはとても人情味があることで懐の広さを感じたのでした。

ゾフィーの謝罪会見を観たのは単独以来だったけれど更に磨かれて素晴らしく(このネタあまりに興奮しすぎてお手伝いをしていたなかがわさんに思わずすごかった話をしてしまったのだけど「老若男女みんな好きなネタ」と仰っていて、まさに!だった)、これもまた憎めないかわいらしさがずっとあった。あのかわいらしさを狂気性と両立できるなんて、やっぱりゾフィーというコント師はとんでもないと思う。とほうもない。

Aマッソ(保護者カロリーのネタ)と空気階段渡辺篤史)は狂ったひとの怖さが軸にあったけれど、ネタ終わりにコバ氏とのトークを聞いていたら日常で正常に活躍している人のほうがよっぽど怖かったりして。コバ氏のお母様が松崎しげるを観るたびに「*いキ***の**の*!!!!」って(ほぼ放送禁止用語)嫌悪してる話とか笑いすぎたな…(加納さん「4つも入ってる?!盛りだくさんすぎません?!」)。

ジャルジャルは本編のネタ(YouTuberになる)もだけど、ネタ終わりトークが面白すぎた。ジャルジャルに対してずっと「人間味がない」と言い続けているコバ氏。「珍しく人間っぽいネタしてると思ったらまた後半には新しいゲーム作りおって!!!」ジャルジャルの後藤さんはコバ氏と居酒屋で呑んでるときに肴が入っている皿より人間味がないと言われたらしいです。無機物より人間味がないってそれはもうそれはそれはやん…(これはニュークレープ)(便利)。

しかし総じてかまいたちのネタが素晴らしかったです。かまいたちのコントこそ、『こそ』だったな!あれはほんとうに!あれこそコントである、という気持ちというか…とにかくすごいものを観た。ヤバかった。小道具は学ランとベンチくらいなのに、あのディティールの細かさよ。ベンチの端っこに少し斜めに座る山内さん、後半は諦めたように背もたれに腕を引っ掛ける濱家さん。切り取られたその空間の、温度もだし何時何分かまで伝わってくる気持ちだった(ちなみに17:45)。山内さんのキャラクターがずっと良かったな~!いますよね、ああいう絶対謝らないひと。濱家さんが呆れすぎて後半ずっと笑っちゃってるのも良かった。最後の山内さんの上がった口角と、濱家さんがズボンのポッケに突っ込んだ両手も、全部良かった。は~良質すぎたな

多分かまいたちのコントを生で観たのは初めてでした。漫才は一度ルミネで拝見して、あまりに美しい漫才すぎて泣いてしまったんですが(ガチで!こわいおたくですね!)、コントもすごかった。逆なかがわさん母現象(なかがわさんのお母様はM-1決勝の日になかがわさんに「かまいたちは漫才よりコントだわ」とLINEしてきて、かまいたちの出番が終わったあとまたLINEで「前言撤回」と送ってきた)。

いやほんとに楽しかったなー!男女比ほんとに5:5くらいで、バティオスとかで観るお笑いではないのでお客さん皆さん明確な推しとかがいるわけではない状況で、隣で腕を組んでいたサラリーマンが堪えきれずブフッ!と笑う瞬間とかわたしまで楽しくなっちゃって。

繰り返しになりますが、不倫の謝罪会見とか不法侵入とか育児放棄の母親とか、まあそりゃ笑っちゃいけないことで絶対やっちゃいけないことなんですけど、でもどこかにある滑稽さを抽出して笑えてる時間ってすごいなと思います。わたしはわりと幼少期ネグレクト気味で育ったので育児放棄の母親観て傷つく人がもしかしたらいるかもしれないっていう理屈はわかるんですが、でもそれよりやっぱ母親のこういう部分を最低だって笑っていいんだな~~~!って喜びのほうが勝っちゃうというか。バカバカしくなっちゃうほうが有難かった。過去だし。あくまでわたしは、ですが。いとこが来るでレッドブルさんが「誰も傷つけないお笑いはない」という話をされていた(か、テーマだけ出してた)記憶がありますが、そういうことは少しだけ思い出しました。この問題に答えはないけれど、ふとした時に思い出す瞬間、目の前にあることが答えな気もします。

まあいろいろ言ってますが、このへんはすべてあとづけで、観てる間はずっとバカになっちゃって延々とただ爆笑してました!楽しかったです!

心は預けられるものなのか

好きな芸人さんに対して「応援する」という言葉をすぐ使ってしまう。いつも使ったあと、少しだけ後悔する。応援とは、具体的に何をすることか。これは多分、それなりに多くの人が答えを求めてるテーマ。その証拠に、芸人さんの質問箱やインスタアンケートで「何をしたら嬉しいですか?」「どういうファンが良いファンですか?」という質問はひっきりなしに届いている(ようだ)。

「お金を払って観に行くこと」「少しばかりの気持ちを差し入れること」それは恐らくきちんと応援と呼べる行為だ。それでもそれ以上に何かをしたくてたまらなくなってしまうのは、わたしの場合は「対象に夢がありその夢の先に届くまで、何もせずにいられない」から。率直に言ってしまうと、こころの一部分を夢までの道に同乗しようとしている。こと。応援という行為は、私にとってそういうもの。

昔、まだはてなダイアリー時代、2000年代に違うジャンルのファンとしてブログを書いていたことがある。その頃、わたしのブログにはなぜか少数のファンがいた。公開して文章を書いている以上、「好きです」も「嫌いです」も言われる可能性はもちろんあるのだけど、わたしのファンは会うとプレゼントをくれたりいけなくなったプレミアチケットを譲ってくれたりそのときに教えた住所にクリスマスや誕生日のプレゼントを送ってくるくらい熱心だった。わたしはそのたびに思った。

 

「は????????なんで??????????こわ!!!!!!!!!!!」

 

未だに意味がわからない。わたしなんて、ただ結論のない文章を長々と垂れ流しているだけのキモ・ヲタ・デブ・ブスの三重苦ならぬ四重苦だ。何が良いんだ??と思いながらも、自分を好きと言う人のことは無碍にできないのでできるだけ愛想よくし続けた。

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トッパレA

トッパレ(A)

date:2019/06/27

place:新宿バティオス

member:【MC】モグライダー【出演】ウエストランドヤーレンズ/ランジャタイ/ジグザグジギーオジンオズボーンエルシャラカーニジンカーズ/ゴールドラッシュ/四千頭身/さすらいラビー/ストレッチーズ/フランスピアノ/怪奇!YesどんぐりRPG

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コントの中の人たち

コントの中の人たち

data:2019/06/26

place:新宿バティオス

member:かが屋空気階段/サメゾンビ/フランスピアノ/フレンチぶる/リクロジー/ロマン峠

extra:ひつじねいり細田真空ジェシカガク/Gパンパンダ星野/電気ドンキー平川

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